2月20日、 2月のアーベルの会の例会が開催されました。 参加者は9名でした。 最初に事務局の方から2023年度の会計報告がありました。
毎年のことですが、この時期に必ず出る話題が「進級確認のための校長面談」についてです。 今までの例ですと、ほとんどが子どもは学校に行かず親だけが行って面談したというケースが多かったです。でも中には子どもが拒否しなかったので一緒に行ったという方もいました。 校長面談は強制されるものではありません。 一番重要なのは「子どもが決める」ということです。 本心は行きたくないと思っている子どもが、親や学校に忖度してイヤイヤながら……ということだけは避けてほしいと思います。
校長面談は校長先生に直接子どもの様子を伝える、子どもが抱えている気持ちを伝える、親の考えを理解してもらう数少ない機会と捉えることもできます。 でも校長室でお母さんが一人で対峙するとなると、思っていることが上手く伝えられなかったり、反論できなかったり、つい「すみません」と口にしてしまったり……親にとってはやっぱり大きなストレスです。 できるならお父さんにも同席してもらうとか、子どもが学校に伝えたいことがあれば紙に書いて持参するとか、疑問に思っていることを直接訊いてみるとか、どうせなら行ってよかったと思える面談にしたいものですね。 3月は卒業式があります。今は学校側から式への出席を促されるということはほとんど無いと思いますが、当日まで子どもも親も迷いや複雑な気持ちを抱えて辛くなってしまう場合もあるかもしれませんね。 卒業式の出欠ももちろん最優先すべきは「子どもの自己決定」です。 学校や親の安堵感ではなく子どもの意思が一番大事だと思います。 この時期、子どもにとっても親にとっても不安で悩ましく落ち着かない日々が続きます。 まずは、お母さんは自分のことも労って体調崩さないように乗り切ってほしいと願っています。
次回の例会について ・日 時: 3月19日 (火) 13時〜16時 ・会 場: 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3) 三階 多目的室 ・参加費: 300円
途中からの参加、退席でもかまいません。 初めての方はもちろん先輩お母さんも気軽にご参加ください。
〇問い合わせ先
相談等のご連絡はこのアドレスにお願いします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
お知らせ
〇1月27日(土曜日) 12時30分
NHKEテレ「おとなりさんはなやんでる」
「進学時期の不登校」
不登校の息子(中3)がいる母親は焦っている。できれば高校に進学してほしいけれど息子は動こうとしない…。どうすればいいの…。そんな思いに答えるのは進学時期の不登校を経験した先輩親子たち!
〇1月27日(土曜日)
第1部:19時30分 第2部:22時
「“学校のみらい”不登校30万人から考える」
第一部: “学校”の主人公、子どもといっしょに
第二部: 大人が徹底議論!日本の教育は変わるのか?
文部科学省はどう受けとめる?
大きな岐路に立つ“学校”のこれからを特集します。
日本の教育は、壁にぶち当たっている!?不登校の小中学生が30万人に迫るいま、学校に必要なこととは?
学びの場をめぐる大問題を、子どもたち、そして教育に携わる大人たちと共に考えていきます!
【再放送予定】
総合 1月31日(水)
第1部 午前0時35分~午後1時20分 ※火曜深夜
第2部 午前1時20分~午後2時09分 ※火曜深夜
〇問い合わせ先
相談等のご連絡はこのアドレスにお願いします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
1月の例会報告
大地震、大事故と大変な幕開けとなった2024年ですが、 今年最初のアーベルの会例会を1月16日に開催しました。
当日は前日からの大雪に見舞われJRやバスも乱れる悪天候でしたが、7名の方が参加してくれました。道路状況の悪い中を足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。 アーベルの会は1月から12月を年度としています。コロナ禍で休会が続いた三年間を経て、昨年度は一度も休会することなく年間12回の例会を開くことができました。年間の参加延べ人数は102人でした。 これから2月3月と年度末を迎えます。 不登校のお子さんお母さんにとっては、いつにもまして気持ちが不安定でザワザワする落ち着かない時ですね。 特に高校3年生中学3年生の進学を控えている子どもさん親御さんにとっては、本当に大変な時期です。 「親は黙って見守っていよう」と決めたはずなのに、目の前の子どもが自分の思うように動いてくれないと、やっぱり焦ったりイライラしてしまいます。当然だと思います。 でもそんな気持ちは押し殺したり子どもに向けたりせず、例会に来て吐き出してもらいたいな と思います。 誰にも言わなかった気持ち、誰にも言えなかった思いを聞いてもらうだけで、肩にのしかかっている荷物が少しでも軽くなるかもしれません。
次回の例会について ・日 時 : 2月20日(火)13時〜16時 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階 多目的室 ・参加費 : 300円
途中からの参加、退席でもかまいません。 初めての方はもちろん、先輩お母さんたちも気軽にご参加ください。
〇問い合わせ先
相談等のご連絡はこのアドレスにお願いします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
謹賀新年
2024年新しい年が明けました。
今年もよろしくお願いいたします。
新年を迎えると同時に大変な災害と事故が起きてしまいました。
被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
アーベルの会は29年目に入りました。 ・不登校のお子さんを持つ親御さんが安心して語りあえる場であること ・不登校について学んだり情報を得ることができる場であること ・同じ悩みを共有して「一人じゃない」と思える場であること アーベルの会は、今年も以上のことを大切にして例会を開催していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
1月の例会について 日 時: 1月16日(火曜日)13時~16時 会 場: 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)3階 多目的室 参加費: 300円
マスクの着用と各自飲み物持参でお願いします。 途中からの参加、退席でも構いません。 お気軽にご参加ください。
〇お問い合わせ
相談等のご連絡はこのアドレスにお願いいたします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
12月の例会報告
12月19日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は6名、初参加の方はいらっしゃいませんでした。 今回も前回同様参加者が少なかったので、世間話も交えながら和気あいあいとした例会でした。 札幌市の中学1年の女子生徒が、2021年10月に自殺していたことが報道されました。 小学校卒業までの三年間と中学入学後に継続的にいじめを受け、その被害について担任にSOSを出していたにも関わらず適切な対応をしてもらえず自死にいたったということです。 過去に同じような事件があり、いじめが社会問題となって2013年にいじめ防止対策推進法ができました。法律はできたものの、現実には学校現場でのいじめは全く減っておらず、2022年度のいじめ認知件数は68万1948件で前年より10.8%増えています。 今回、札幌市立中学校という身近な場所でこのような悲惨な事件が起きていたことにショックを受けました。特に憤りを感じるのは、何年にも渡っていじめが続き、しかも何度も学校側にSOSを出しているにも関わらず全く対応してもらえなかった……この事実です。 この生徒さんは毎日どんな思いで登校していたのでしょうか、誰にも助けてもらえない絶望的な精神状態でそれでも登校していたのでしょうか、学校は死にたくなるほど辛い場所だったのにそれでも登校していたのでしょうか。想像するだけで胸が痛くなります。 2022年度の小中高生の自殺者は514人で過去最多となりました。 自殺した不登校生の75%は再登校していたというデータもあります。 不登校でも家庭の中で元気に暮らせるならそれでいい!改めてそう思いました。
次回の例会について ・日 時: 1月16日(火)13時〜16時 ・会 場: 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階多目的室 ・参加費: 300円 途中からの参加、退席でもかまいません。お気軽にご参加ください。
〇お問い合わせ
相談等のご連絡はこのアドレスにください。よろしくお願いします。s_aberunokai@yahoo.co.jp
11月の例会報告
11月21日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は6名、初参加の方はいらっしゃいませんでした。 今回は少人数でしたので、お一人お一人じっくりお話を伺うことができました。
親は子どもと24時間365日ひとつ屋根の下に暮らしているので、今、目の前にいる子どもをたえず心配してしまいます。親だから子どものことを心配するのは当然なのですが、いつも不安要素ばかり見ていると、子どものかすかな成長わずかな前進の気配になかなか気付けないことがあります。
でも事務局として継続してお話を伺っていると、いちばん辛く大変な時と比べたら、少しずつだけど落ち着いてきているのでは?と感じることが多々あります。一人で悩んでいるだけでなく他人に話すことで自分も気付くということがあると思います。
子育ての中でこんな経験はありませんか。 幼い子が長い階段をやっとこさ登っていて、踊り場まで来たら「もう疲れたよ〜」と座り込んでしまう。叱ったり、無理矢理立たせようとしたり、お菓子で釣ろうとしたり……親はあの手この手でなんとか歩かせようとしますがガンとして動かない。
いつまでこうしている気なんだろう、この子はなんでこんなに頑固なんだろうと親がホトホト困り果てたころ、突然子どもが自分の意志で歩き始めた。
この状況が不登校ととても似ていると思うのです。 「今は踊り場で休みたいんだから、ちょっと待っててよ。自分が納得したら、また歩きだすから」 これが子どもの心の声ではないでしょうか。 次回の例会について ・日 時 : 12月19日(火曜日) 13時〜16時 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)、三階 多目的室 ・参加費 : 300円 途中からの参加、退席でもかまいません。 年末、学期末の忙しい時期ですがご参加お待ちしています。
〇お問い合わせ
相談等のご連絡はこのアドレスにメールをお願いします。
s_aberunokai@yahoo.co.j