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それでも世界は終らなかったよ

もう十数年前のお話。せっかく入った高校で、なんだか上手くいかなくて(まあ色々理由はあったのですが)、体調を崩し休み勝ちになり、中学と違って出席率のプレッシャーがかかり、ど、どうするのだ!と親子で焦ったのが、まるで昨日のことのように思い出されます。すったもんだの末、まさかの進路変更。翌年、別のタイプの高校を受け直しましたが、当時子どものそれまでの人生で、最も大変な出来事だったことでしょう。後年、「あの時は世界が終ったかのように思えた。でも、世界は終ってなかったよ」と兄弟に語っていました。

この季節、当時のわが家と似たような状況に困惑しているご家族も、おられることと思います。足がどうしても学校に向かないという時は、子どももそれだけ大変だってことなんですよね。そして側にいるご両親も大変。私なんて、カーッと血圧が上がりましたもの(そして以来ずっと降圧剤を飲んでいるのだーー;)。無理な登校は禁物で、ゆっくり家庭で休めるといいですね。子どもはきっと不安で一杯で、初めは心から休めるというわけにはいかないだろうけど、それでも安心できる場があれば、元気を取り戻せるんじゃないかなあ。

思い出してみると、昔ある読書会で出会った一回り先輩のおかあさん達の子どもたちがやはり進路変更していたことを知っていて、そのおかげで「なんとかなる」と思えたり、子どもの成長には色々なことがあるんだなと思えるようになった気がします。

来週の火曜日は例会です。よかったら参加してみませんか? 母親って、きっとどのおかあさんも、よかれと思って精一杯がんばっているのだと、自分もそうだったので(笑)、そう思います。親御さんには、まずは労いの言葉を、と思っています。