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「今はそれでいいんじゃない?」があっての、「このままじゃいやだ」

「このままじゃいやだ」を書いたら、どうしても「今はそれでいいんじゃない?」も書かないと。この言葉は、一昨年の学習会でお話ししていただいたカウンセラーの門脇いずみさんの言葉です。門脇さんはご自身の経験から「今はそれでいいんじゃない?」と言ってもらって「オーケーを出してもらう」(あるいはOKを出す)ことの大切さを語っておられました。自分で自分にOKを出せない時は、他人に「今はそれでいいんじゃない?」と言ってもらって、丸ごと認めてもらうことが、やはり人間には必要なのだなあと感じます。

子どもが「このままじゃいやだ」という心境に至る前には、きっとその時その時の子どもを「今はそれでいいんじゃない?」と認めて(よく親の会などで言われてきた、ありのままの自分って言うことと同じかな)応援する親や周囲の大人の存在があるのではないでしょうか。

管理人の日記にも書いた懇親会のエピソードを振り返り思うのですが、アーベルの初期メンバーを根底で支えて来たのは、例えば、不登校をする子はだめな子じゃないと言ってくれた横湯先生や、素敵な子たちだと言ってくれたスコレー札幌の栄花寛先生を初めとする親以外の大人の「OK」だったと思います。今は元気な私たちも、初めは「あなたの子どもはダメではない」と、他人にOKを出してもらうことで、その時その時の自分を支え、子どもを支え、そのうち子どもたちが成長して、支えも要らない日がやって来た。そんな風に思います。