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道民教で話したこと

お盆などで忙しく時間がたってしまったので、自分が何を話したかほとんど忘れてしまったのですが、一つ思い出しました。学校の先生たちの中には、不登校を理解しようと務めている方もおられるのだなと、今回の分科会でも感じたので、そのような先生たちへの応援も込めて、書いてみます。

親の会でもよく話題に出るのですが、毎朝親が学校に子どもの出欠を連絡しているが、これがけっこう負担だというお話。分科会でもこの悩みが語られたので、これについて親の会では、こんな風にしています、というお話をしました。

毎日毎日「今日もお休みします」と電話するのは、ささいなことのようでも、親や子どもにとっては実は負担です。プレッシャーがかかってしまうのでしょう。学校の先生たちは、たぶん連絡くらいで負担になるとは、思いもよらないのではないかと、私は想像しています。ですから、お伝えすることが大事になるわけですよね。きっと他の会も同様だと思いますが、うちの親の会のOBたちも、学校に毎日連絡を入れるのではなく、「しばらく休みます」とか、「行く時にご連絡します」と学校にお願いしました。こんなことを話しました。


これで、子どもが不登校になることで親に降りかかる「不都合」が一つ減るわけです。朝の連絡は学校にとっては大事かもしれませんが、でも、連絡から解放されると親の緊張が減り、親子でほっとするかもしれません。長い目で見ればこちらの方が、結局子どもにとって、プラスが多いと思います。


不登校を初めて経験すると、大抵は、家庭の中に緊張が生まれてしまう。私にも覚えがあるのですが。このような状況の時、周囲がこの緊張を増大させる方向に動くのではなく、家族がリラックスできるように心配りをする方が、親に余裕が生まれ、親に余裕があれば、子どもを支えることも可能になってくるという、良い循環になるのではないでしょうか。子どもが必要な時間を得て、考える余裕が出来てくれば、きっと「これからどうしようかな」と不安や葛藤を抱えながら、次のステップを模索していくと思うのですよね。