子どもの不登校中には、そのことを心配しなんとか解決を急ごうとするあまり、「不登校」にばかり意識が集中しがちではないでしょうか。かく言う私自身も、かつてそうでした。いや、今でもかな、何か心配ごとがあると、即解決に向けて動き出すタイプ。でも、すべてが、すぐに道が見えたり、解決したりするわけじゃないですよね。解決できないこともあるしね。
しかし、今日友人とも異口同音に話していたのですが、そういう時はむしろ、ちょっと多方面に目を向けてみると、案外と不登校とは関係ない分野からも、不登校や子ども理解とサポートについてのヒントがあったり、気付きがあったりすると思うんですよね。気分転換にもなり、示唆に富んだ事柄が、実は世の中にはたくさんあるし、鳥の目で見るように、俯瞰でものを見るようになれば、気持ちも大きくなるかもしれません。
ということで、不登校以外の情報(イベントなど)を時々掲載しているのは、こういう意味合いもあってのことです。時間がないので、また後日掲載しますが、今考えていることは、たとえば、アーベルの参加者で、映画に行くのもいいな。おかあさんが映画に行くけれど、子どもたちも興味があれば一緒に来て、ただ見るだけ。それでも、自分以外にも不登校や五月雨登校の子たちがいるということを知ることになるわけです。話などしなくてもよい、ただ、同じ時間を映画を観て過ごす、これだけ。それでも、帰宅後、親子で色々な話でて、話も気持ちも弾むかもしれない。そんなたわいもないことを、考え中の私です。