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教育フォーラムに行って来ました その3

続きです。まだ少し思い出したことがあるので。タイトルにもあった、子どもたちの訴えることを書かないとね。私の印象に強く残ったのは、学校の外にも「目を向けて」ということ。


不登校を経験した若い方たちは、異口同音に 学校以外にも学びの場はある、「学校以外の場にも目を向けて」、と語っていました。目を向けてみると、実は学びの場は色々あって、そのことに気付くと、学校は絶対と思っていたのが、学校を相対化することができるようになるんだろうなあ。絶対じゃなかったんだと気付くと、気持ちがかなり楽になるのではないでしょうか、親も子も。


だから目を向けてみるって、思っている以上に大事なのかもしれない。で、たぶんそれって、心に余裕が生まれてからじゃないと、出来ないんじゃないかなと、私は思います。


3人の経験談を聴いていて、どのご家族も子どもも、学校に行けなくなった当初から気持ちに余裕があるわけじゃない。時には家族関係の悪化さえ伴い、当然のことながら親も子も葛藤を繰り返し、傷ついたり傷つけられたりしながら、時間の力や偶然の作用も借りながら、そのようなプロセスを経て、学校外の場にも「目を向けて」みようと思う時期がやって来るのかもしれない。

例えば、きっかけは親から「フリースクールにするのか、学校に戻るか、どちらかに」と選択を迫られたとして、そうしようかなと思うのは、子どもの側にも何かしら機が満ちた、ということがあるように思いました。そして、その背景にはそれぞれの家庭に、オリジナルのドラマが生まれているんだなあ。3人のお話を聞いていて、そう思いました。