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ミスチルのHANABIと、二度のノ―

コードブルーというドラマがありましたよね。あの主題歌HANABI
のサビに、♪誰だって問題を抱えてる、だけど素敵な明日を願っている、とあるのですが、これ、ほんとそうだと思います。って、何を言いたいのかと言うと、不登校の子どもたちだって(もちろん大人だって、私だって)学校へは行けなくても、あるいは行きたくなくても、素敵な明日を願っているはず、ということ。このことを私は信じているので、この前北大で、教育大札幌分校の庄井先生がおととしの道民教で言われた言葉「子どもたちは二度ノ―と言う」を、北大の授業にゲストで招かれた時に、紹介しました。周りの子たちの話をおかあさんたちから聞いてきて思うに、その子にとって機が熟す時が来たら、いえ、もしかしたらそれだけじゃなく、底つきをして苦悩の限界に達した時もかな、きっと動き出すような気がします。横湯先生の言葉を借りれば、「心からの声」が、子どもから出てくる。

庄井先生の言葉は一昨年の日記に書いたので、転載します。



2009年8月7日(金)
「心が動く瞬間」

芦別で行われた道民教の不登校分科会に参加してきました。今不登校のお子さんを持つおかあさんたち、不登校の子と関わっておられる教師の方たち、それから北海道自由ヶ丘学園と、訪問型フリースクール漂流教室のスタッフのみなさん、道教育大札幌分校の庄井先生、そして親の会からは私。今回は芦別でしたので、札幌からの参加者の車に乗せてもらわなかったら、参加は難しかった。乗せていただいて助かりました。

いつもながら、このような会に来られるおかあさんたちや、先生たち、そして支援者の方たちは、皆さん一生懸命子どものことを考えておられる素敵な人たちだと思いました。今日は本当にお疲れさまでした。皆さんにお会いできてよかったです。

午後、時間に余裕があったせいか、レポートの予定がない私にも、親の会について話してと、司会の先生から依頼されました。これまでずっと、道民教や合教研に、スケジュールの一部分だけでも、できるだけ参加して来ました。いつもは自己紹介や、こちらからの発言。発言を求められたことは、ほとんどなかたったと思います。


ですから親の会について数分間お話しする機会を、運営側からいただいたのは今日が初めてでして、皆さんの親の会への関心の高さを感じ、私は嬉しく思いました。

タイトルの「心が動く瞬間」は、私の話を受けて、庄井先生が最期に言われていた言葉です。


自分の子や周りの子どもを見ていると、どうやら子どもたちは、二度、ノ―と言うのでは。一度目は、学校へ行くことに対するノー、二度目はある期間不登校した後に発するように思われるのですが、「このままじゃいやだ」という言葉。私は専門家ではないので一般化できませんが、もしかしたら、退屈するほど十分に休息した後、考えたり葛藤したりした後で出て来る言葉かなと思います。「このままじゃいやだ」を受けて、庄井先生が言われたのが、「心が動く瞬間があって、それが何度もあるうちに、子どもは『このままじゃいやだ』と言うのではないか、そして、自分の人生のレールを自分で敷いてよいのだと思うようになり、一歩を踏出すのでは。そのようなお話しだったと思います。

もう遅いので、とりあえず、ここまでね


がーん、失礼。勘違いしてました。今読み返したら、「子どもたちは二度ノ―と言う」は、庄井先生じゃなくて、私自身が言った言葉だったようです。庄井さんが言われたのは、「心が動く瞬間」という言葉の方。