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休んだ後動き出そうとするのは、きっと自然なこと

名人と言われる精神科医神田橋條治さんが、著書で自分を大切にして生きる練習について語っている場面があります。その中から。きっと、不登校にもあてはまるのでは?また、神田橋さんは他の本だったかもしれませんが、「がんばり時」ということを言っています。がんばる、いやがんばらないのゼロか1かの考えではなく、こういうの好きです。がんばりも加減ができる。塩梅、というか。がんばりすぎで疲れちゃう子も、工夫しながら経験を重ねていくうちに、微調整できるようになると思うなあ。


以下長いですが、引用します。

自分の好きな、自分に合ったことだけ選んで生きるのが、『自分を大切にしている』ことにはなりません。・・・私たちの人生では、気持ちが悪いことや自分に合わないこともしなくてはならないことも多いものです。
ただ、いつも、いまのこの状況はどのくらい自分に合わないのか、どのくらい心身に無理をさせながらこの仕事をしているのかが分かってくると、分かっているこの自分は確かなのですから、「いつも自分がある」「自分を見失わない」という状態が得られます。そして、「いつも自分がある」ということが、「自分を大切にしている」ことなのです。

「気持ちがいいこと」、楽なことだけをするのは、「自分を大切にしている」ことではなく、いつまでも歯ごたえのない、軟らかなおかゆだけを食べて、 顎や胃を虚弱にしてしまうのに似ています。「自分には合わない」とはっきり分かっていて、自分の心身が耐えられる範囲で何かをやるのは、自分を鍛錬していることになります。また、状況と自分の相性が分かっていると、細かい部分を変えることで、いくぶんでも自分に合うように状況を変えることができます。つまり、この練習(注・・・これが何かは他のところに書いてあるため、割愛します)は、日々工夫しながら生きてゆく生き方、の基盤でもあるわけです。

さらにまた、人は楽なことばかりしているのが「気持ちがいい」わけではありません。病気の状態では、楽なことをしているのが「気持ちがいい」場合が多いのですが、体力や気力がついてくると、いろいろな困難にチャレンジするのが「気持ちがいい」のです。

『改定版精神科養生のコツ』より。後半はオカルトっぽい(名人ともなると、経験からカンでわかっちゃうのかしら)ので、ちょっと抵抗ありますけど、前半は非常に納得。



さて、私もここ数日はがんばって書いて来たので、ここらでちょっと日記の更新を加減しますね。