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学習会から その7

続き

お話の抜粋


今夜UPするのは、発達障害という言葉を使わないで、本人とどう話すかという講師のお話からの一部抜粋です。

人間には色々な能力がある。国語や算数などの勉強の他、世渡り上手かどうかというのも、人間の特徴の一つだ。また、同世代とのコミュニケーションに困難を感じないかどうかとか、趣味がなかなかみあたらなくて、興味を持てる事が少ないとか、その他にも人間には体育や音楽など様々な能力がある。

が、得意苦手があっても、例えば「これくらい」の振れ幅で納まっている人が人口の九割くらいだとしたら、残りの一割の人は、例えばまあ勉強は大体出来るとしても、体動かすことがすごく苦手だったり、世渡りがすごく苦手だったり、コミュニケーションが苦手だったりなど、このように、「得意苦手の開きがものすごくある人」がいるということが、最近の研究でわかってきている。


そういう人というのは、得意なところももちろんある。例えば律儀であったり、礼儀正しいとか、得意なところも一杯あるため、皆その人の得意なところだけを見て、「ああ、こんなに苦手だ」と他の人は想像しないものだから、得意なところだけを見て、これもできるだろ、あれもできるだろうと、要求されるけど、実は、これだけはすごく苦手、あれだけは苦手と言う方がいる。、こういう話をすると、大体相談に来る人は皆、今まで病院を進められて怒っていた人でも、関心を示してくる。

つまり、相談してくる人が欲しい答えは、医療モデルじゃない。白か黒かじゃなくて、その人が困っていることに寄り添って欲しいのだ。得意と苦手の開きがあるということは、病気ではないと、話す。でも、九割の人が住んでる世の中だから、一割の人にとっては、すごく苦労するよね、と話す。

で、やり方は大体三パターン。三パターンからどれを選ぶか決めるのは本人。


一つは、こういう得意と苦手といういことを、自分が把握して、自分が九割の世の中とやっていく工夫を自分だけがするというやり方。カウンセリングや、相談をして、自分は少数派だけど、自分だけが努力するやり方が一つ。


もう一つは、「実はこういう人がたくさんいることがわかっていて、医学的に診断名がつくことがある。医学的に診断名がつけば、企業の方にもちゃんと医者の見解ということを伝えて、一割の人への配慮、お互いが折り合いをつける配慮というのもある。」と伝える。それが二つめの選択。三つ目は、障害と認定されると、障害者手帳がもらえて、仕のの事の面だけじゃなく、仕事の面でも格段に、障害者が欲しいという企業の数がふえる。仕事だけではなくて、生活上もヘルパーを使ったり、色々なサービスを受け易くなる。



「あなたは、123、どれを選びますか」と話す。意外と二番目を選ぶン人が多い。。情報提供をして、、「でも、選ぶのはあなたですよ、私がはずれているかもしれないけど」、あなたの人生なのだから、好きにしてください、という。こう言うと、けっこう皆すんなり受け入れるようだ。医学モデルでは、まず病院に連れていかないと何も始まらないが、生活モデルでは、、本人が困っていること対して、情報提供をする。



むむ、睡魔が。今夜はここまでです。