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慣れるまで時間がかかるもの。焦らずにね

上のタイトルは実は、2009年3月26日の日記のタイトルです。


この季節にはいつも、不登校から新しい環境に一歩踏み出す子どもたちやその親御さんの心情に思いを馳せ、なんともいいようのない切ない気持になります。で、何か書こうと思っていて、見つけたのが、古い日記。ちょっとでも、ここにアクセスしてくる皆さんの気持ちが楽になれば、と思い、そのまんま(怠け者だな私  笑)載せることにしました。



2009年3月26日(木)
慣れるまで時間がかかるもの。焦らずにね
漂流日誌を読んでいたらアーベルの例会でも引用したいこんな記事がありました。


日誌のタイトルは、「大したことなどないのさ やりやすいことから少しずつ 」


・・・新年度からの生活が気になって、落ち着かない日々を送っている子も少なくない。新しいステージに進むのに緊張するのは分かる。でも、ここまで十数年を生きてきた、という実績を忘れてるんじゃないだろうか。これまでやってこれたんだから、これからだって大丈夫。真心ブラザーズも「大したことなどないのさ」と歌っている。(3月24日の日誌より)

中高生のころには「たいしたこと」だと思っていたことが、実はたいしたことないって思えるようになったのは、うちの子たちは20代になってから
だったでしょうか。それでも、この記事のように回りに「今までやって来れたんだから、大丈夫」と言ってくれる大人がいると、子どもたちも少しは気持が楽になるんじゃないかな、と記事を読んで思いました。

そういえば、うちの子が通信制の高校から進学する際も、気持が楽になるような良い助言をしてくれた大人がいました。通信制から進学したのですから、連日登校は久しぶりでした。毎日の通学に慣れるまで少しかかるだろうし、新しい建物に慣れるのに例えば1ヵ月、新しいクラスメートや先生に慣れるまでやはり1ヵ月、そのうちグループが出来て、そしてそれが分裂したり、またくっついたり、なんだかんだと夏休み前くらになって、なんとか慣れたかなあという感じだろうよ、と伝えてくれたのです。新生活は皆緊張している、すぐに慣れなくても疲れても当然だよ、夏休み明けにすっと行けたら、慣れたと言えるくらいかなあ、と。この言葉のおかげで、あせらなくて済んだように思います。それから、例えば交通機関を使っての通学など、疲れにも物理的な疲れがあるのだということも言われて、これも役立ちました。疲れるのは、自分が弱いからとか悪いからじゃない。客観的に見て、今まで連日学校に行っていなかったのが連日登校することは、物理的にも疲れることなのだと考えることが出来るのですから。