明日９日は札幌市の第3次札幌新まちづくり計画へのパブリックコメント締め切り日です。不登校や引きこもり、フリースクール等に対する施策に意見を送ることができます。どのような施策があるかは、アーベルトップページに載せたＵＲＬから見に行ってください。また、市長のマニフェストには、不登校対策として退職教員を活用した「心のサポーター」を2014年までに全中学校に配置するとも表明されています。フリースクールへの支援も計画野中には予定されていて、これは自治体としては非常に画期的なことですが、心のサポーターへの支援額と比べても、四分の一の額であるなど、バランスを欠いた予算に思われます。
私が意見したのは、このアンバランスな点の他、心のサポーターに退職教員だけよりも、日頃から不登校やひきこもりに関わっているフリースクールや、フリースペースからもサポーターを募って欲しい、また、フリースクールのような学校以外の小道を用意することが、結局は大勢の若者を救うことになるのだ、だから小道の一つであるフリースクールが経営難からつぶれてしまうことがないように、経済的支援が大事だ、というようなことです。
他の先進国と日本の違いは、日本では太いレールから一旦はずれると、そこに戻る以外小道が用意されていないのに対し、他の先進国では、この２０年間、様々な小道を用意しようとしてきた点だそうです(最近仕入れた情報)。
パブコメは、数が多いというのが大事らしい。中身は簡単でも、とにかく大勢の市民が大きな関心を寄せている、ということが伝わるというのが肝心ということなのかなと、思っています。何も長々と難しいことを書かなくてもよいので、一言書いて送りましょう。お子さんがフリースクールを利用していたり、かつて利用していた人、あるいは現在不登校中というお子さんの親御さんも、子どもたちの今後のために、ちょっと面倒でも書いて送ってみませんか。
