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少し先を行くおかあさんたちから教えられて

毎回参加している方たちのお話を伺っていると、同じように子どもが不登校していて家にいるのだけど、でも、おかあさんたちに笑顔が増えて来たり、聞けばけっこう辛いだろうと思う状況なのに、大笑いしたり。状況って、いつまでも同じじゃないんだな、大変な時もあるけど、それは永遠には続かないんだなって改めて教えられます。それと、人間の復元力も。あんなに落ち込んで見えたけど、今ころころ笑っている。すごいなと思います。

子どももそう。変化しないではいられない、って昔ある人が言っていた。だから子どもに一番近いおかあさんを、周囲が支えることで、その人が辛い時をなんとかしのいでいける。あるいは、ちょっと味方を変えることで、不登校中の子どもとの毎日が、そう辛くなくなる。ちょっと余裕が出てくる、というように、きっとなって行くと思います。だから、今日は肩の力を抜いてみてくださいね。

それから、不登校の先の見通しがわからないということが、非常に多くの親たちを過剰に心配させていると思います。

17年もたつと、初期の子どもたちの経過も、直接間接的に伝わってきますが、面白いことに、あんなに学校がいやだと言っていたけど、結局高校・大学と進み、中にはホームステイや留学組もいますよ。就職も、就職難の昨今でも就職に成功した子もいます。不登校していたかどうか、じゃないと思います。


まず、子どもが生き生きと元気を取り戻す。そして、親も元気になる。そのことに針路を定めて行く方が良いと思います。

昨日の朝日夕刊にフリースクールの東京シュ―レ葛飾中学校が一面にでていました。その中で、同行教諭の言葉として「将来に向けて力を貯める」という何気ない言葉が。

なんらかの事情で、学校に行くことができなくなるほど疲れてしまった子どもたちにとって、一番大事なことは、目先の「一日でも早く学校に、ちょっとでも学校に」ではなく、将来に向けて力を貯めることと、元気になることなのではないでしょうか。


親にとって、大変なのは、このあたりのことを飲みこめるまで時間がかかるってことですよね。今は心からこんなふうには思えないかもしれないけど、大丈夫です。皆、あなたと同じだったんですよ。そんな簡単に、ゆったり構えるなんてできませんでしたよ、ワタシも。あ、今もかな(爆)。