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例会から  続き

気晴らしに外出する元気も出ない時については、こんな経験談が披露されました。

出掛ける元気が出ない、けど専業主婦の方などでは、ずっと毎日家で子どもと向き合ってるのもなかなかしんどい。そういう時は、いつもは買わないようなちょっと高めのお菓子を子どもにも自分にも^^買ったという話。掃除はちょっとくらいしなくても人間は死なない(笑)ので、洗濯だけして、食事も買って来たっていい。煮詰まってしまわないよう、手抜きを。疲れたと感じたら、食事だけ用意して、あとは一日横になって本を読んでいたという話。出掛ける気力もない時は、家で、少しでも子どもと自分がラクになる工夫を、という声もありました。


まだ子どもが幼稚園児や小学生で家で1人で居られない、おかあさんと離れたがらない時は、ご主人など家族に休日に子どもをみてもらって、ちょっとでも自分の時間を、という助言もありました。

辛い時は緊急事態と割りきって、どんどん外の力を借りましょう。


そうですねえ、あとは、あせるより、3か月、6か月単位でみる、という話もよく経験者から語られることですが、昨日の例会でも、数か月前まではろくに話もしなかった子が将来の夢など、ちょっと親にしてみたら非現実的なことを、よく話すようになった、とのお話がありました。あーそうなんだねえ、みたいな感じで聴いておられるとのこと。おかあさんに夢を語っても、「じゃあ、そのために学校行きなさい」とか余計なことを言われないので、安心してそのお子さんは、次々とおかあさんに話しているんじゃないかしらと感じました。女の子では、たくさん話したいことがあって、親が疲れるほど(苦笑)話す、話を聞いて欲しいの、という話が例会でもよく出ます。


一方、息子が何を考えているのかわからない、という男の子のおかあさんの声もありました。そもそも大体が思春期の男の子って、母親にはろくに話もしなくなるけれど、思春期の上さらに不登校も重なっているので、とっても扱い難いですよね。私も経験ありますが、不登校してなくても、高校生だった息子の部屋にうっかり勝手に入って掃除なんてできませんでした。部屋=自分みたいな感じってあるのかもしれない。



担任の先生の訪問についても、毎回のように話題に出ます。次のような話も出ていました。

基本は、親は子どもの立場にたって考える。子どもの側に立つ。子どもは、学校に行けてない自分を責めたり、自己否定したりしていることが多い。そんな時、たとえ担任の先生のことが好きであっても、会いたくない。子どもだから上手く表現できないけど、子どもだって辛い。  子どもが会いたくないと言ったら、「せっかくですが、今はまだ会いたくないと言っているので」と断わるべきとの意見。弱っている時には、イヤなことが持続するのは、けっこうストレスで、それは子どもの回復に向けての力にならないから。そんな話が出ていました。

ところで、さっき書き忘れましたが、修学旅行や、たまに登校すると、全然不登校してなかったみたいに元気ですよ、フツウですよなんて言われる。あれは、子どもが、なけなしのエネルギーでとってもがんばっているってことです。だから、子ども自身も「じゃ明日から行きたい、行けそう、行こう」などと思う場合も、充電不十分のなけなしのエネルギーを、使ってしまっているので、修学旅行の後は行けないのは、無理もないんですよね。

それでも、紆余曲折ありながらも緩やかに地道にちょっとずつ回復してくると、そのうちポンと飛躍して行く。そんなエピソードがこれまでの例会でもたくさん語られて来たので、 やっぱり焦らない方がいいですよねえ。