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親にできるサポートって何だろう?

今日は。
ヤフーブログに引っ越してからまだまだ使い勝手がわからない所がたくさんあるのですが、とにかく記事を書き続けているうちに、段々慣れてくるでしょう。


4月の例会報告で中途半端になっていたのは、子どもが不登校している時、親はどんなサポートができるかという話でした。


子どもが不登校になると、私も昔そうだったのですが、初めは、「どうしたら子どもが一日も早く学校へ行けるようになるか」と考え、その目的のために親は」どうサポートしたらよいかと考えてしまいました。でも、それ、違ったんですよね。まず、目的の所で、間違ってしまう。


登校することを最大の目的にすると、焦ってしまい、かえって上手く行かないということは、長年の例会で皆が話すエピソードでお互いに学んできたことです。結局、親が目指す所は、まず一番には子どもに元気になって欲しい、そこを目指して行くのが賢明だということを、だんだん学んで来ました。


子どもの不登校をどうにかしようではなくて、不登校に至り周囲の理解も得られない中で、子どもはとっても辛い、そしてエネルギーが低下している、元気がないということを理解してあげて、子どもが再び元気になることを秘かに願って(早く元気になることを焦らされると感じると、子どもも辛いので・・・)、そのためにさりげなく出来ることを考える。


そう言えば、こんな話を思い出しました。子どものために親ができることなんてないですよ、と、ある年ある専門家の方が不登校の分科会で言っていました。そんなにはない、というニュアンスだったと思います。また、心配する親たちに向かっての、労いの意味もあったと思います。焦っても疲れますよ、親ができることはそうそうないのだから、と言うような。


一方で、その二月あまり後のある学習会では、別の専門家の方が、親ができることはたくさんある、と。この言葉を聞いた時、前者の方のお話をメモしていたので、私はすぐにそれを思い出し、興味深かったので、ずっと記憶に残っています。言葉だけを捉えると、正反対のようだけど、二人の言ったことは、どちらもその通りだと思います。こっちの方が絶対いいのに、と親が思っても、思い通りには行かない。子どもの人生ですものね。どんなに学校に行って欲しいと願ったとしても、学校に行きたくない子や行けない子を、無理やり引っ張って行くことなんてできない。それは親の願いであって、子どもの願いでないのなら、そのために親ができることなんてない。




それより、子どもが元気になっていくための手助けは何だろう?そう考える方が建設的だと思います。継続して例会に参加しているとよくわかるのですが、関心や視点をちょっとずらして、登校や不登校から、心身の健康や日々の何気ない暮らしに気持を向けると、親子の関係も楽になったり、ひいては子どもが元気になって、外の世界に踏み出したりして行くんですよね。


明日は例会です。よかったら、参加してみてくださいね。午後1時から。札幌エルプラザ。予約不要。会費は300円。札幌市外の方も大歓迎です。




アーベルの会(札幌の不登校の子をもつ親の会)HP
http://www.geocities.jp/aberunokai/index.html