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特集の感想と、睡眠のことなど

今晩は。
昼間は時間がなかったので、今先日の番組の特集の要旨を読みました。
不登校の話題ではなかったけれど、参考になる点もあると思うのでお知らせしたのですが、やはり要旨ですから、もちろん番組を見るのに比べると細部がわかりませんよね。DVDに録画したので、次回の例会に持って行きます。もしご覧になりたい方がおられたら、お貸ししますね。


ネガティブな感情自体は悪いことではなく、自然なことだ、という指摘など、普段あまり耳にしないので、とてもよかったと思います。また、近頃の子どもは自分で決める機会が少なくなっているのでは、という指摘も示唆に富んでいますよね。


アーベルの例会でもよく、不登校になったのを機会に、親ではなく子どもが自分で決めていくことができるようになると良いね、という話が出ます。


また、特集の最後で、視聴者からのファクスの紹介がありましたが、現代の子どもはプログラミングされすぎているというコメントがあり、私はこれが最も印象に残りました。塾を休むと、塾からも家に連絡が入る時代。サボることも出来ない。子どもたちは息苦しいのではないでしょうか。現代の日本の子どもたちは、プログラミングされない自由な時間が極端に少ないのではないか。不登校に至るには、子ども自身にも説明できないそれなりの事情があってのことなので、プログラミングされない時間を保証してあげたいものだと思います。


特集の終わりの方で、攻撃性のコントロールトとの関連で、早寝早起きの重要性が語られていたので、不登校のお子さんを持つ親御さんたの中には、不登校中の子に早寝早起きをさせなくちゃ、と心配になった方がおられたのではないでしょうか。不登校中は、昼夜逆転したりして睡眠のリズムが乱れることは、アーベルの会でもよく見られることです。


普段早寝早起きが健康に良いのは当然のことですが、でも不登校の時は、ある意味非常事態ですから、そうも言っていられないんですよね。


この睡眠について、例会参加者からコメントが出ていました。かつて子ども不登校になった時、子どもは夜いつまでも眠れなかった。学校に行けなくなって、子どももどうしてよいかわからず、悩んでいた、と。


子どもも苦悩する。悩んでいるのだから、早くぐっすり眠れないし、朝だって、皆が登校する頃起きているのは辛いし、家族からも責められるかもしれない。となると、早寝早起きはできませんし、昼夜逆転にもなります。夜中にゲームをして気を紛らわせながら、頭の中では、どうしたら良いか困っているのです。


過去のアーベルの例会に参加した人たちの話からは、時間をかけて元気になって、行きたい所や、進学先、やりたいことなど、何か目的が見つかると、自然に睡眠のリズムも整って来た気がします。




もう随分昔の話ですが、うちの子が不登校中に夜眠れなかった時期に、眠れないなんて自分はおかしいのではないか、と言ったことがありました。その時に、私は、誰かに教えてもらったヒルティの『眠られぬ夜のために』を読んで救われた記憶があります。確か人は眠られぬ夜の時間に成長するのだ、という意味の一節があり、私はそれを子どもに伝え、大丈夫よ、と伝えたのでした。


あらら、思いがけず長くなってしまいました。今夜はこの辺で・・・。