子どもが不登校でいると
「いつ動き出すんだろう?」
「一生ずっとこのままだったらどうしよう?」
と親の方があせってしまいますよね。
不登校の子を思い浮かべるような詩があったのでご紹介します。
「準備」 高階杞一
待っているのではない。
準備をしているのだ。
飛び立っていくための。
見ているのではない。
測ろうとしているのだ。
風の向きや速さを。
初めての位置
初めての高さを
こどもたちよ
おそれてはいけない
この世のどんなものもみな
「初めて」から出発するのだから
落ちることにより
初めてほんとうの高さがわかる
うかぶことにより
初めて
雲の悲しみがわかる
親のあせりは子どもに伝わり、子どもを不安にさせてしまいます。
何もしていないように見えても、何もしていないわけじゃない。
ゆっくりと飛び立つ準備をさせてあげたいですね。