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9月の例会報告

9月の例会は11名の方が参加されました。
今春、通信制高校に進学したお子さんのお母さんから「生徒会役員に立候補したり、留学してみたいと発言したり、ゲームの時間も自分でセーブするようになったり・・・と大きな成長ぶりに親も驚いています」との嬉しい報告がありました。
“成功例だからすばらしい”というつもりは毛頭ありません。
進学という節目にたまたまうまくスタートできたなら、それにこしたことはありません。
でもスタートがうまく軌道に乗らなかったり、足踏み状態が続いたり、進路変更をせざるを得なかったり…そういうケースもたくさんあります。
たとえ思ったとおりに事が運ばなかったとしても、その結果だけですべて✖とジャッジしないでほしいのです。
子ども自身が自分で決めて自分の足で歩き始めた、その事実はもうそれだけで価値あることだと思います。


9月29日(日)、「不登校・登校拒否を考える全道のつどい」で神戸大学名誉教授・広木克行さんの講演「子どものためって何だろう-不登校の子どもに学んで考える-」がありました。とてもいいお話でした。
40年以上にわたって不登校を研究し、当事者の子ども・親に寄り添ってきた広木さん
の言葉から心に残ったものを載せておきます。

不登校というのは学校に行けるか行けないかといった現象面の問題ではない。
子どもが「心のもつれ」を抱かされて家庭に助けを求めている状態のことである。 

・「心のもつれ」とは「心のゆがみ」ではない。「ゆがみ」は元にもどすのは難しいし、医療的なケアも必要になってくる。
「もつれ」は病気でも障害でもない。だから治療とか特別支援が必要なのではなく、「心のもつれ」に必要なのは、心の理解とケアである。

・ひもや糸がからまってもつれてしまったとき、イライラしてやたらにただ引っ張るだけではもつれが固くなるだけでほどけることはない。力を入れず、もつれた部分をゆっくりほぐし緩めてやることで、糸はほどけていき元の状態にもどる。
・親の仕事は助言ではなく聴くこと、「心のもつれ」をゆっくりときほぐす支援者になること。
・親は「子どもが自ら育ち直しできる力」を信じよう。
・子どもの言葉は宝物、何故そう言っているのか背景を考えよう。


アーベルの会の例会は10月15日(火)札幌エルプラザで13時~17時までおこなっています。参加費300円。予約はいりません。
お気軽にいらしてください。お待ちしています。