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11月の例会報告

11月の例会は10名の方が参加されました。
お母さんからよくでる話ですが、不登校の渦中にある時は「子どもが何も言ってくれない、何を考えているのかわからない」と親は悩むことが多いです。
でも、いちばん辛いとき、苦しんでいるときは、感情が思考を上まわっているので、冷静に理論的に自分の思いを言葉で表現するなんて大人でもとてもできないはずです。
子どもならなおさらです。
それが子どもも年齢を重ねて落ち着いてくると、そこで初めて「あのとき ぼくは……」「あのとき わたしは……」と、当時のことを客観的に振り返ることができるようになり、自分の言葉で「あのときの思い」を語ってくれるようになります。
親は本当に5年後、10年後、もしかしたら20年後に「そうだったのか、そんなふうに考えていたのか、そんなふうに悩んでいたのか」と思いいたることになるのです。
子どもは何も言わなくとも、何も考えていない訳ではありません。それどころか、子どもはいっぱいたくさん考えているはずです。
親は「語らない子の思い」を注意深く心で聴く姿勢が必要かもしれませんね。

今回は日本の学校教育についても話題になりました。
日本でも革新的な教育改革が実践されている公立中学校の例(東京都の千代田区麹町中学校・世田谷区立桜丘中学校など)があることをご存知でしょうか。
“子どもが生き生きと伸び伸びと学べる学校”、やろうと思えばできるじゃないか!!
簡単ではないでしょうが、今後このような学校が増えていくことを心から願っています。

次回のアーベルの会は12月17日(火)13:00~17:00に札幌エルプラザでおこないます。
参加費300円です。
今年最後の例会となります。年末、学期末で多忙の時期ですが、初めての方も常連の方もお待ちしています。