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閉会のご挨拶

1995年 北海道大学教育学部教授 横湯園子さんの講演をきっかけに、横湯さんを囲み集う機会がありました。これがアーベルの会の始まりです。
以来31年に渡って毎月1回、不登校や子育ての悩みなどを語り合う例会を開催してきました。
この度このアーベルの会を閉会し、31年間の活動に幕を降ろすことにしました。 突然のお知らせに驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、実は事務局内では昨年の夏頃より会の今後について何度も話し合いを重ねてきました。 閉会の一番の要因は事務局の高齢化です。 事務局は57人で運営してきましたが大半が70代になりました。 それぞれが自身の体調不良、家族の介護や健康問題を抱え今までのように活動を続けていくのは厳しい状況になり閉会を決断しました。
「参加してよかった」「話を聞いてもらって楽になった」「自分だけじゃないと思えた」 例会に参加されたお母さんたちのこのような言葉を支えにやってきました。 何年も経って子どもさんの成長の様子を報告しに来てくれたお母さんがたくさんいました。 それがなによりも嬉しく会を続けるエネルギーになりました。 思い出したときフラっと立ち寄れる場所を失くしてしまうのは、本当に残念で申し訳ない気持ちです。アーベルの会の存在が悩んでいるお母さんたちに少しでも寄り添うことができたなら、それだけでよかったと思っています。
アーベルの会として31年の歩みのなかで、本当にたくさんの方々にお会いすることができました。 事務局が若く元気だった時には、毎年のように講演会や懇親会も開催してきました。 この間多くの親の会やフリースクールや関係団体、個人の皆様に貴重な情報やアドバイスをもらい助けていただきました。寄付を頂戴し活動を続けられたこともありました。 不登校に関わる仲間として応援していただいた皆様に心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。

最後にアーベルの会が心がけてきた思いをお伝えして閉会の挨拶といたします。
「不登校」は自分の命を守る行動です。 これ以上学校に通い続けると命に危険がおよぶとアラームがなっている状態です。 大人が子どもを傷つけず、追いつめず、子どもの声に耳を傾けさえすれば、子どもは自らの力で自分の人生を歩いてきます。 不登校は長い人生の一時でしかありませんし、道はひとつではありません。 今悩んでいる親御さんたちに伝えたいのは、ひとりで悩まないでほしいということ。 学校に行かないと、子どもも親も世界に自分の居場所がないと追いつめられてしまうかもしれませんが、世界は学校だけじゃありません。 苦しい場所で無理に頑張らなくても人生は終わりじゃないよと伝えたいです。  (不登校の親の会・アーベルの会より)                 -子どもが「学校に行きたくない」ときに読む本(札幌市立藻岩中学PTA)-                     
  




          
                             2026329日   アーベルの会(不登校の子どもをもつ親の会)