閉会のご挨拶
1995年 北海道大学教育学部教授 横湯園子さんの講演をきっかけに、横湯さんを囲み集う機会がありました。これがアーベルの会の始まりです。 以来31年に渡って毎月1回、不登校や子育ての悩みなどを語り合う例会を開催してきました。
この度、このアーベルの会を閉会し、31年間の活動に幕を降ろすことにしました。 突然のお知らせに驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、実は事務局内では昨年の夏頃より会の今後について何度も話し合いを重ねてきました。 閉会の一番の要因は事務局の高齢化です。 事務局は5〜7人で運営してきましたが大半が70代になりました。 それぞれが自身の体調不良、家族の介護や健康問題を抱え、今までのように活動を続けていくのは厳しい状況になり閉会を決断しました。
「参加してよかった」「話を聞いてもらって楽になった」「自分だけじゃないと思えた」 例会に参加されたお母さんたちのこのような言葉を支えにやってきました。 何年も経って、子どもさんの成長の様子を報告しに来てくれたお母さんがたくさんいました。 それがなによりも嬉しく、会を続けるエネルギーになりました。 思い出したときフラっと立ち寄れる場所を失くしてしまうのは、本当に残念で申し訳ない気持ちです。アーベルの会の存在が悩んでいるお母さんたちに少しでも寄り添うことができたなら、それだけでよかったと思っています。
アーベルの会として31年の歩みのなかで、本当にたくさんの方々にお会いすることができました。 事務局が若く元気だった時には、毎年のように講演会や懇親会も開催してきました。 この間、多くの親の会やフリースクールや関係団体、個人の皆様に貴重な情報やアドバイスをもらい助けていただきました。寄付を頂戴し活動を続けられたこともありました。 不登校に関わる仲間として応援していただいた皆様に心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。
最後にアーベルの会が心がけてきた思いをお伝えして閉会のご挨拶といたします。
「不登校」は自分の命を守る行動です。 これ以上、学校に通い続けると命に危険がおよぶとアラームがなっている状態です。 大人が子どもを傷つけず、追いつめず、子どもの声に耳を傾けさえすれば、子どもは自らの力で自分の人生を歩いていきます。 不登校は長い人生の一時でしかありませんし、道はひとつではありません。 今悩んでいる親御さんたちに伝えたいのは、ひとりで悩まないでほしいということ。 学校に行かないと、子どもも親も世界に自分の居場所がないと追いつめられてしまうかもしれませんが、世界は学校だけじゃありません。 苦しい場所で無理に頑張らなくても、人生は終わりじゃないよと伝えたいです。 (不登校の親の会・アーベルの会より) -子どもが「学校に行きたくない」ときに読む本(札幌市立藻岩中学PTA)-
2026年3月29日 アーベルの会(不登校の子どもをもつ親の会)
3月の例会報告
3月10日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は7名でした。
今頃は卒業式・終了式も終わり、それぞれに一区切りついたといった時期でしょうか。 春休みホッとしているのも束の間、まもなく新学期が始まりますね。 「春は希望にあふれた季節」と言いたいところですが、一方で不安と心配でたまらないというお子さん親御さんもたくさんいるはずです。 新しい環境に馴染むのは大人でも大変なのですから、子どもたちがストレスを抱えるのは当然のことです。 特に不登校を経験した子どもは、「今度こそ」と新しい環境に期待した分、思い描いていたようにうまくいかなかった時にはそのダメージもさらに大きくなるような気がします。 それは親も同じです。 親もつい「今度こそちゃんと行ってほしい」「今度はきっと行けるはず」と願い期待してしまいます。とても難しいことですが、親はこの「今度こそ」の気持ちをセーブする必要があると思います。 子どもの人生はまだまだ長いです。 人生には何度もうまくいかない時があります。 親は欲張らないでください。 子どもの未来を信じる親でいたいものです。
〇問い合わせ先 ご相談等のご連絡はこのアドレスにお願いいたします。 s_aberunokai@yahoo.co.jp
2月の例会報告
2月17日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は5名でした。 最初に事務局から2025年度の会計報告がありました。
これから3月に入り年度末を迎えます。 学校現場は一年中で一番大きな節目の時期です。 特に卒業進学を控えている子どもさん、親御さんにとっては本当に大変な時で、いつにもまして気持ちが不安定、ザワザワ、落ち着かないことと思います。 卒業式もあります。今は学校側から卒業式への出席を促されるというようなことはほとんど無いと思います。でも当日まで子どもも親も迷いや複雑な気持ちを抱えて辛くなってしまう場合もあるかもしれませんね。 卒業式の出欠も、もちろん最優先すべきは「子どもの自己決定」です。 親や学校に忖度せず子ども本人が決めること、それが一番大事だと思います。 まずはお母さん自身が自分のことを労って、体と心の調子を崩さないように乗り切ってほしいと願っています。 ★次回3月の例会は3月10日(火)です!
(札幌エルプラザは3月の第三火曜日が全館休館の為)
・日 時 : 3月10日(火) 13時〜16時 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3) 4階 研修室1 ・参加費 : 500円 予約の必要はありませんので、直接会場へおいでください。 途中からの参加、退席でもかまいません、お気軽にご参加ください。
〇問い合わせ先
ご相談等のご連絡はこのアドレスにお願いいたします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
1月の例会報告
1月20日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は7名、初参加の方は1名でした。
以前このブログで、小学校低学年の不登校が年々増加しており、苦悩の末に離職せざるをえない親が増えていると書きました。
子どもが不登校になったとき、親は自分の仕事をどうしたらいいのでしょう。
1月22日(木)NHKEテレで放送された「おとなりさんはなやんでる」はこのテーマを取り上げていました。番組が行った事前アンケートでは過去最多の127件の回答があったそうで、いかに反響が大きかったかわかります。 2024年度の不登校の小中学生の数は35万3970人ですが、行き渋りを含む不登校傾向の子どもを含めるとその数は100万人と言われているそうです。 今の時代ほとんどの母親が何らかの形で働いていますが、不登校の子の保護者の5人に1人が仕事を辞めざるをえなかったという調査結果があるそうです。 番組では仕事を辞めた人、仕事を続けた人、新たに仕事を始めた人など様々なケースを取材していました。 不登校は100人いたら100通り、それぞれの子どもの状態、家庭の状況によって全て違いますから、どうするのが正解ということはありません。 番組に出演していた児童精神科医さわさん(ご自身もお子さんの不登校経験者)は、「母親である前に1人の人間。社会の一員としてどう生きたいか、辞める辞めないだけでない選択肢、時間を短くしてもらうとか、決断を急ぎすぎないように」とアドバイスしていました。 また、まだまだ少数ですが、子どもの不登校を理由に時短勤務や休暇を取得できる企業も出てきたそうです。
厚生労働省の介護休業の規定によると、子どもが不登校で常時介護を必要とする状態であれば、介護休業を申請できる場合もあるということでした。 不登校対象の休業制度が充実していけば本当に大きな助けになると思います。 最後に児童精神科医さわさんがまとめとして話された言葉を載せます。 「たとえ離職しても社会的に孤立しない社会にしていくことが大事。人それぞれの答えを尊重できるような世の中であってほしい」
★重要なお知らせ 2月の例会は、2月17日(火曜日) 3月の例会は、3月10日(火曜日)
3月17日(火)は札幌エルプラザが全館休館となります。 3月10日(火)に例会を開催します。
次回の例会について ・日 時 : 2月17日(火) 13時〜16時 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3) 4階 研修室1 ・参加費 : 500円
予約の必要はありません、直接会場へおいでください。 途中からの参加、退席でもかまいません、お気軽にご参加ください。
〇問い合わせ先
ご相談等のご連絡はこのアドレスにお願いいたします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
お知らせ
NHK Eテレ「おとなりさんはなやんでる。一不登校離職一」
1月22日(木)20:00 再放送1月24日(土)24:00
5人に1人が離職!?不登校どうする仕事?
2024年度も不登校の子どもの数は過去最多を更新。そんな中、5人に1人の保護者が仕事を辞める選択を迫られている「不登校離職」の問題を考える。▽トシ激白!行き渋るわが子に付き添い登校をしたあの日‥そもそも付き添い登校はどこまでやるべき?▽不登校と仕事との両立支援策は?介護休業は不登校の子には適用されないの?▽バリキャリの道を捨てて子どもの見守りへ‥自分のキャリアをあきらめた悔しい気持ち、どう消化する?
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12月の例会報告
12月16日アーベルの会の例会が開催されました。 参加者は5名でした。 アーベルの会は1月から12月までを年度としていますので、今月が今年最後のそして2025年度最後の例会でした。 今年度12回の例会に参加した延べ人数は67人でした。 ちなみに2023年度は102人、2024年度は93人で年々参加者数が減少しています。 特に今年度は初めて参加の方がわずか3名に留まり、事務局としてはとても残念な思いを抱いています。
毎年こんなに不登校の小中学生が増えているのに、当事者として悩んでいる保護者の方達はどうしているのでしょう、気になります。 親の会に参加することがベストという訳ではありませんが、悩んでいる保護者の方が孤立することなく何処かに誰かに繋がってほしいと心から願っています。
今年ももう残りわずかです。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
次回の例会について
・日 時 : 1月20日(火) 13時〜16時
・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3) 4階 研修室1
・参加費 : 500円
4月から参加費が500円になりました。
予約の必要はありませんので直接会場にお出でください。
途中からの参加、退席でもかまいません。
お気軽にご参加ください。
〇問い合わせ先
相談等のご連絡はこのアドレスにお願いいたします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp
