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3月の例会報告

3月19日アーベルの会の例会が開催されました。
参加者は7名でした。
今回も参加者が少なめでしたので、時間に余裕があり世間話やプライベートな話題も交えてゆっくりとお話できました。


新聞テレビ等で目にした方もいるかと思いますが、最近不登校の要因についての報道がありました。
これまで不登校の要因として公表されてきたのは、文部科学省が学校の教職員のみに対して実施している「問題行動・不登校調査」の結果でした。そのため2022年度の学校が判断した不登校理由は「無気力・不安」が最多の51.8%となっていました。
この調査は以前から、当事者の子どもの意見、気持ちが全く反映されていない、不登校の実態とは大きな隔たりがあると指摘されていました。
今回文部科学省の委託を受けて、「子どもの発達科学研究所(本部・大阪)」が初めて教職員と不登校の児童生徒の両方にアンケート調査しました。 不登校のキッカケについての質問では、子ども側の68.9%が「体調面の不良」を挙げたのに対し、学校側の回答は18.5%だったのです。 またキッカケを「いじめ被害」とした子どもが26.2%に対して、学校側は4.2%でした。 今回の調査で学校と子どもの認識に大きな大きな差があるとはっきり証明されました。文部科学省は今回の結果を受け「問題行動・不登校調査」の手法を見直す方針だそうです。
不登校のキッカケ原因は100人いたら100とおりです。一人一人がさまざまな複雑な要因を抱えて不登校になっています。 26年前娘が不登校になったとき、「なぜ行けないの?」「行けない理由は何?」とどれほど質問されたことでしょう。親戚、友人のお母さん、近所の人……娘のことをよく知っている人も全く知らない人も「なんで行けないの?」と訊いてきました。 子ども本人ももちろん親も、相手に納得してもらえるような答えなんて持っているはずがありません。 当時は私も原因が分かれば解決できるはずと思っていたので本当に辛かったです。 でも今は「なぜなんでしょうね、すごく難しいことなんで分かりません」と軽くかわせばよかったのに と思っています。 それにしても、学校側に子どもの状況をちゃんと理解してもらうことは難しいことなんですね。 今回の報道を見てあらためてそう思いました。
次回の例会について ・日 時 4月16()13時〜16 ・会 場 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階 多目的室 参加費 : 300 途中からの参加、退席でもかまいません。 初めての方、久しぶりの方お気軽にご参加ください


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