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例会報告や感想など

不登校になると、子どももどうして良いかわからないし、とても辛いので、初期の頃は親や物にあたったり、いらついたり。そういう悩みは、今まで例会で山ほど語られて来たと思います。でも、その荒れっていつまでもは続かないものだな、理解があればなおのこと、と今回も改めて思うようなお話がありました。


二人のお子さんがかつて不登校を経験した人の話から思うに、一人目の時より二人目の時の方が穏やかな不登校をしているのは、やはり不登校に対して家族の強い不安が和らいだり、理解が進んだり、その結果子どもへのまなざしが柔らかくなったり。そんなことがきっと、関係しているんじゃないかしらねえ。


また、ある方が随分昔のご自分の経験を語ってくれたのが、胸を打ちました。失敗談を率直に語ってくれ、「子どもにひどいこと言ったりして失敗したけど、それでも長い年月が経てば、自分のところもなんとかなったのだから、皆さんもきっと大丈夫ですよ、自分に比べて、今の若いおかあさんたちは理解があってすごいなと思います」というようなお話でした。




その他「褒める」ことについても、率直な意見や経験が語られました。
日本人ってあまり褒めないけど、もっと褒めて良いのでは、という意見。ゲームばかりしていて、褒めるところが見つかりにくいよという悩み。褒めると言っても、ウソはだめ。本当に良いなと思ったことじゃないと、と,これは、経験から。そうよね、子どもには、すぐわかっちゃいますよね。また、良いところを捜さねば、捜さねば、とサーチライトで照らすようになんてしなくいて良いよね、という意見。などなど、「褒める」は、なかなか深いテーマですね。


また、今回時間に余裕があったので、OBメンバーもけっこう自分の子の時の話をしました。それで思ったのですが、やっぱりね、同じように不登校していても、一人一人違うんですよね。例えば卒業式に出た子、出ない子のエピソード一つとっても。今、皆の話を聴き、自分の話もしながら、ああ、○さんのところの子どもらしいな、とか、○君らしいわ、とか、改めて思いました。その「らしさ」こそ、大切にしたいなと思うのです。ありのまま、とはそういうことかとも、思いました。