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ポスト・フトウコウ・グロース

昨日でしたか、朝のNHK「あさイチ」で、16年前に阪神大震災で被災した若者たちが、この度被災した方たちへの応援のメッセージを語っていました。それについて、「あさイチ」のゲストの専門家たちから、当時の子どもたちがとてもしっかりした若者に成長している、と感嘆の声が上がっていました。中でも、精神科医の方でしょうか、PTSG ポストトラウマティックグロースという言葉を紹介していました。PTSGとは、何か?以下のサイトに出ていますので、詳細をそちらを見てください。

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/saigai/2011sanrikuoki_eq/posttraumaticgrowth.html

阪神の震災で人々が精神的にも大きくダメージを受け、メディアによってPTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉が、一般の人々にも広く知られるようになりましたよね。ところが、その後の研究で、大きなストレスを受けた時に、必ずしもPTSDになるわけではないし、そのストレスによって成長もするのだ、ということがわかってきたそうです。

で、ワタクシこの表現から、不登校バージョンを思いつきました。題して、PFG。あるいは、PSRG(Post School Refusal Growth)。ポスト不登校グロース(growth=成長)。

ほとんどの子どもたちにとって、自分が不登校に至ってしまうって、世界が壊れたみたいにどうしていいかわからなくなると思うんですよね、初めは。うちの子も、「まるで世界が終わったように思った」と、それも数年を経てから、言っていました。そして、次の道が見つかって「世界は終わってなかった」と言っていたことは、私はきっと一生忘れないでしょう。

不登校のリスクというものがあるとするなら、不登校を経ての成長もあるということを、言いたいんですよね。不登校の後、元の自分に戻るんじゃない。もちろん疲れていたならその回復を目指し、元気になるし、そのことが最も大事だけれど、全く元の位置とか、元の自分に戻るんじゃなくて、やはり新しい自分になるというか、そんな感じがします。何しろ、不登校って、子どもの人生最初の大ピンチかもしれないのだから、それをどうにかなんとかしていく過程で、自分なりの考え方を作り、自分を作って来ているはずだものね。