昨日、不登校を経験した若い人たちの話を聞きながら、色々気付かれた方も多かったと思います。また、話を聞いて、頭では理解していても、なかなか学校に行けない子どもを認め受け入れることができずに苦しい思いをしている方もおられると思います。
そんな方たちにお伝えしたいのは、OB親も今は偉そうな?ことを言ってますが、皆かつては皆さんと同じだったんですよということ。
頭ではわかっていても、実際は子どもに対してマズい対応をしていたり、そのことがわかっているだけに余計苦しかったり、自己嫌悪に陥ったり。有害無益な罪悪感を感じてしまったり。思い返せば、赤面する数々の失敗談。
それでも、時がたつうちにどうにかなるものだ。OB親はきっと皆そう思っていると思います。
がんばってきた御自分にオーケーを出して欲しい。また、がんばって来て疲れてしまったと感じたら、力を抜いて欲しい。
私もある方から学んだのですが、現状維持というだけでも、実は十分よい。問題を早く解決しようとあせらず、長い時間をかけて地道にやっていく方が、結局は後戻りが少なく、積み重ねていくことができる気がします。
子どもの不登校のことも、親がする作業や目指すことは、子どもに「早く変わって欲しい」と思うより―それを決めるのは子どもなので―とりあえず、このままでもいい。「子どもは一見毎日おんなじ感じだけれど、でも私は毎日楽しい」というような心境になることが肝だと、昨年聴いたある講演で講師が言っていましたが、たぶん、コレです。きっと。