「発達障害からみた不登校について」
講師 札幌市障がい者相談支援事業 相談室「ぽらりす」山本彩さん
講師のお話から
1.発達障害と不登校の関係について
発達障害と不登校は関係するのだろうか? 講師のスタンス・・・NO。
発達障害の子に限らず、子ども側の要因だけで、何かが起こりやすいということは言えない。確かにちょと生きづらいかもしれないけど。しかし、周りとの]相互作用との結果で、不登校か不登校じゃないかになるだけで、子どもの側だけに要因を見つけるのは違うのではないか。
診断がついたら、次のから魔法のように何か事態が変わるのか。診断がつくことで、本人や大人にメリットや手だてがあるなら、診断をつけるのも選択肢の一つかもしれないが。
わらにもすがるご家族からの相談・・・不登校で困っている→発達障害かも→早く診断ついた方がいいのでは?→早く病院に子どもを連れていきたい。→しかし行きたがらない。→引きずってでも連れて行くべきだろうか?という相談もよく来る。
障害傾向があることがわかって、何かいいことあるだろうか?いいことがあることもあるので、私は、もちろん診断を全部否定しているわけではないので、いいことがあるかもしれないという準備を整えてから、メリットがある場合には、診断、時には告知を勧める。
2、発達障害の不登校と他の不登校は何か違うだろうか?・・ NO
発達障害かどうかで、対応や何かが決して二分されるわけじゃない。ラべリングだけで、何か大きく違うというわけじゃないと私は強く感じている。同じ人間なので、診断がつくかつかないかだけで、ものすごく大きく変わることってそんなにない。
だたし、今日はここからが重きをおく話。
「この子とご家族が幸せになるためには、どうしたらいいか?」と対策を考える時には、障害の有無というラベリングじゃなくて、子どもの個性のタイプを知るということはものすごく有効だと思う。あと、環境についつても、整理をすることが有効。
時間切れなので、今夜はここまで