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10月の例会報告

1017日  アーベルの会の例会が開催されました。
参加者は15名、初めて参加の方は4(うちご夫婦一組)でした。
先日文科省から2022年度の児童生徒の問題行動・不登校調査の結果が公表されました。 小・中学校の不登校児童生徒数は299048人で前年より22(54108)増えて過去最多を更新しました。 10年前は119617人でしたから、この10年間で3倍弱になっています。 この数字は年間30日以上欠席した子どもの数で、保健室登校や別室登校をしている子は含まれていません。これらの子どもさんを含めたら、実際の数はもっと大きくなると思われます。 ちなみに北海道の不登校数は12320(前年度1738)札幌市の不登校数は4836(前年度597)です。 なぜこんなに増えているのか?その答えは難しいですが、とにかくこんなにたくさんのお子さん親御さんが悩み苦しんでいる現実があります。
話題 変わってー 1017滋賀県で開かれた小中学生の不登校対策についての首長会議で東近江市長が以下のような発言をして問題になっています。 文科省フリースクールの存在を認めてしまったことに愕然としている。フリースクールを良かれと思ってやることが、本当に国家の根幹を崩してしまうことになりかねない」 不登校の大半は親の責任」 「ほとんどの善良な市民は本当に、嫌がる子どもを無理して無理して学校という枠の中に押し込んででも義務教育を受けさせようとしているんです」 フリースクールの存在を役所・官の自治体の立場で認めるということは、反面で学校教育法にいうところの公立学校の存在を否定することに繋がってくる、フリースクールを安易に考えちゃいかん」 自治体の首長である人物の公の場での発言です。 この根深い偏見が30万人の不登校の子ども、親を苦しめていると言えるのではないでしょうか。 次回例会について ・日 時 : 1121() 13時〜16 ・会 場 : 札幌エルプラザ( 札幌市北区北8西3 ) 三階 多目的室 参加費 : 300 途中からの参加、退席でもかまいませんお気軽にご参加ください

〇連絡先
相談のご連絡は、このアドレスにメールをください。宜しくお願いします。
s_aberunokai@yahoo.co.jp

 

9月の例会報告

9月19日アーベルの会の例会が開催されました。
参加者は10名、初めて参加の方は2名でした。
親の会の存在は知っていても、ネットで調べたりはしていても、実際に例会に参加するとなるとかなりハードルが高いようです。 そうですよね、どんな雰囲気なのかどんな顔ぶれなのか全く分からない場所に一人で出掛けて行くんですから、とても勇気がいることでしょう。 「今日ここに来るまで結構長い期間がかかりました」そうおっしゃる初参加の方はとても多いです。 何ヶ月ももしかしたら何年も一人で悩んでいたお母さんが思い切って足を運んでくれた、それだけで感謝したい気持ちです。
札幌市の小・中学生の不登校数は4239、北海道の小・中学生の不登校数は10464(2021年度)す。 これだけたくさんのお子さん親御さんが不登校で悩んでいるということです。 まずは「自分だけじゃないんだ、同じ悩み辛さを共感しあえる人と繋がることができた」これを実感してもらえたらなと思います。 アーベルの会では、お母さんが安心して苦しいこと辛いことを率直に吐き出してください。
今まで誰にも言えなかった胸の内を聞いてもらうだけで、ちょっと肩の力が抜けて楽になるかもしれません。
次回の例会について ・日 時:1017()13時〜16 ・会 場:札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階 多目的室 参加費:300 途中からの参加、退席でもかまいません お気軽にご参加ください

 

8月の例会報告

8月22日アーベルの会の例会が開催されました。
参加者は8名、初めて参加された方は1名でした。
記録的な猛暑の中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。


今回は時間的余裕があったので、事務局の先輩お母さんたちから、当時の気持ちと現在の心境を率直に伺うことができました。
不登校の渦中にいる時は親も子もいっぱいいっぱいで、どうしたらいいのかわからず手探り状態の毎日でした。あれから10年以上20年以上の年月が経過し、今思うこと分かることがいろいろあります。当時は子どものことで頭がいっぱいで、常に「子どものことだけ」の状態でした。 でもそれは本当に親として人間として余裕の無い姿でした。
「あなたが学校に行かないからお母さんは幸福になれないんだよ」口に出さなくても私の顔にはそう書いてあったのではないかと思います。心から反省! 「子どものことだけ、学校に行くことだけ」からほんの少しでも離れて、私自身が自分のことを楽しむ余裕を持てていたら、きっと子どもはもっと楽だったのではないかと今更ながら思うのです。 子どもが不登校でも親は不幸じゃないよ と感じさせてあげられたら良かったと思うのです。 子どもが笑わなくなったことを嘆きながら、私自身が笑うことを忘れていました。 最近の若いお母さんたちの中には、辛い苦しい毎日の中でも自分自身の為に行動している方がいてすごいなぁと思います。 子どもにとっても、お母さんが自分とは関係なく楽しいことやってると思えるのは、きっと嬉しいことなんじゃないでしょうか。 次回の例会について ・日 時 : 919日(火)13時〜16 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3) 3階 多目的室 参加費 : 300 途中からの参加、退席でもかまいません。 お気軽にご参加ください。

 

7月の例会報告

7月18日(火)、アーベルの会の例会が開催されました。参加者は8名でした。

今回の例会報告も、例会の内容ではありませんが「不登校あるある」の話題です。
不登校のお子さんを持つ親御さんの多くがつき当たる壁「見守っているだけでいいの?」という悩みについて。
子どもが学校に行けなくなった初期は、身体が拒絶反応を示すので体調を見れば休ませるしかないと親は決断できます。学校から離れ家でゆっくり過ごす期間を経て、体調の方は安定してくる場合がほとんどだと思います。 体調が落ち着いてきても精神的な不安、迷いはまだまだ大きいです。心が元気になるには本当に長い時間がかかりますから。 子どもが家庭の中で笑顔を見せるようになり、たまには外出できるようになりずいぶん元気になったと感じられるようになってくると、このままずっと家に居ていいんだろうかと親は焦りが出てきます。もうそろそろ外へ一歩踏み出してほしいという欲が出てきます。
私自身の経験とたくさんの不登校の事例を見てきて思うこと、それはこの「そろそろ、なんとか」という親の思惑のタイミングと、子どもが自ら動き出そうとするタイミングがなかなか一致しないということです。 元気になったように見える子どもが、本当に充分にエネルギーチャージできたのかどうかは分かりません。スマホの充電はあっという間に100%と簡単ですが、子どもが枯渇したエネルギーを取り戻すのは長い時間がかかり簡単ではないですから。
充分エネルギーが溜まり、次のステップを考え始めた時も注意したいことがあります。 それは「決めるのは子ども自身」ということです。 子どものペースに合わせていたら、いつまでもこの状態から抜け出せないと思いがちですが、急かされたり、親に用意されたレールだったりでは、子どもは逆に動けなくなってしまうようです。 「見守っているだけでいいの?」という問いに答える正解は難しいです。 ただこの悩みにぶつかったら、一度は「もうちょっとだけ見守っていてみようか」と思ってみてください。
次回の例会は8月22日(火)です 8月15日はエルプラザが休館のため第4火曜日の22日に開催します) 日 時8月22(火)13時〜16  札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階 多目的室 ・参加費:300 途中からの参加、退席でもかまいません。 お気軽にご参加ください。

 

6月の例会報告

6月20日アーベルの会の例会を開催しました。参加者は9名でした。

参加者の方のお話をお聞きしながら、いくつかの「不登校あるある」について考えていました。
ひとつは「子どもが何も言ってくれない、何を考えているかわからない」というもの。多くのお母さんがそうおっしゃいます。
学校に行けない子どもはその現実だけで辛く苦しいのです。
学校が辛い、苦しい、しんどいという自分の気持ちは分かっていますが、なぜ辛いのかとか、どこがどういうふうにしんどいのかとか親や他人に分かるように説明できないのです。
でも何も考えていない訳ではありませんよ。子どもはちゃんと考えていると思います。
いろいろ考えているけれど、うまく表現できないので、何も言わない言えないのではないでしょうか。
でも時間とともに人間は成長します。時間をかけてやっと自分を振り返ることができるようになります。大人になれば難しい言葉も獲得していきます。

私個人の経験ですが、不登校から十年二十年も経って「不登校だった時自分はこんなふうに感じていたんだよね、こんなふうに考えていたんだよね」と娘から言われることがありました。
そんなときつくづくと「あぁそうだったんだ、何も分かってやってなかったな」と反省し、改めて学んだ気持ちになりました。
不登校の渦中にいるとき、親はただただ子どもの辛い苦しいしんどいというその気持ちだけを受け止めて分かってあげていたらいいのではないでしょうか。


重要なお知らせ★ 8月の例会は 8月22です 3火曜日ではなく第4火曜日となりますので間違いないようにお願いします 815日は札幌エルプラザの休館日になります) 次回例会について ・日 時 : 71813時〜16 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)3階 多目的室 参加費 : 300 途中からの参加、退席でもかまいません。 お気軽にご参加ください。

 

5月例会報告

今月の例会は新しい方2名を含め12名の参加でした。皆様ご参加ありがとうございました。

 

毎月アーベルの例会にはさまざまな時期の不登校の親御さんがいらっしゃいます。

子どもが不登校になりショックと戸惑いの中にいる方。不登校にまつわる困りごとの対応に苦労している方。不登校には慣れたけど他では言いにくい自分の本音を吐き出して頭の中を整理したい方。不登校から少し年月がたって先の人生から広い視野で不登校を見ている方。などなど・・・。

他の方の話を聞きながら「なるほど。そんなこともあるのか」と近い未来を想像できる。先が全く見えないのは不安を大きくしますから、不登校関連情報をもらったり誰かの話にヒントをもらって少しでも気持ちが軽くなってくれるといいなあといつも思っています。

長いこと不登校に携わっていると「不登校の時期を過ごして悩んだこともあったけど、自分らしく生きている」子の話は数えきれないくらい聞いています。今月も大きくなった子の話をしに来てくれた方がいましたが、子どもを信じ腹をくくっているのが見えました。私は必死すぎておおらかになれなかったなー。もう少し力が抜ければよかったな、親の心配や願いの強さが子どもの負担になったかも、といまさらながら「息子よすまん」と思いました(笑)。

不登校はすぐにどうこうならなくて、長丁場になることが多いのですが、だからこそ

「どうせなら不登校の時期を楽しもう」

「自分の好きなことを親も子も楽しもう」の言葉に深く納得してました。

皆様長い時間どうもありがとうございました。

来月の例会は6月20日火曜日です。ご都合のつく方、どうぞいらしてくださいね。