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7月の例会報告

7月18日(火)、アーベルの会の例会が開催されました。参加者は8名でした。

今回の例会報告も、例会の内容ではありませんが「不登校あるある」の話題です。
不登校のお子さんを持つ親御さんの多くがつき当たる壁「見守っているだけでいいの?」という悩みについて。
子どもが学校に行けなくなった初期は、身体が拒絶反応を示すので体調を見れば休ませるしかないと親は決断できます。学校から離れ家でゆっくり過ごす期間を経て、体調の方は安定してくる場合がほとんどだと思います。 体調が落ち着いてきても精神的な不安、迷いはまだまだ大きいです。心が元気になるには本当に長い時間がかかりますから。 子どもが家庭の中で笑顔を見せるようになり、たまには外出できるようになりずいぶん元気になったと感じられるようになってくると、このままずっと家に居ていいんだろうかと親は焦りが出てきます。もうそろそろ外へ一歩踏み出してほしいという欲が出てきます。
私自身の経験とたくさんの不登校の事例を見てきて思うこと、それはこの「そろそろ、なんとか」という親の思惑のタイミングと、子どもが自ら動き出そうとするタイミングがなかなか一致しないということです。 元気になったように見える子どもが、本当に充分にエネルギーチャージできたのかどうかは分かりません。スマホの充電はあっという間に100%と簡単ですが、子どもが枯渇したエネルギーを取り戻すのは長い時間がかかり簡単ではないですから。
充分エネルギーが溜まり、次のステップを考え始めた時も注意したいことがあります。 それは「決めるのは子ども自身」ということです。 子どものペースに合わせていたら、いつまでもこの状態から抜け出せないと思いがちですが、急かされたり、親に用意されたレールだったりでは、子どもは逆に動けなくなってしまうようです。 「見守っているだけでいいの?」という問いに答える正解は難しいです。 ただこの悩みにぶつかったら、一度は「もうちょっとだけ見守っていてみようか」と思ってみてください。
次回の例会は8月22日(火)です 8月15日はエルプラザが休館のため第4火曜日の22日に開催します) 日 時8月22(火)13時〜16  札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)三階 多目的室 ・参加費:300 途中からの参加、退席でもかまいません。 お気軽にご参加ください。