6月20日アーベルの会の例会を開催しました。参加者は9名でした。 参加者の方のお話をお聞きしながら、いくつかの「不登校あるある」について考えていました。 ひとつは「子どもが何も言ってくれない、何を考えているかわからない」というもの。多くのお母さんがそうおっしゃいます。 学校に行けない子どもはその現実だけで辛く苦しいのです。 学校が辛い、苦しい、しんどいという自分の気持ちは分かっていますが、なぜ辛いのかとか、どこがどういうふうにしんどいのかとか、親や他人に分かるように説明できないのです。 でも何も考えていない訳ではありませんよ。子どもはちゃんと考えていると思います。 いろいろ考えているけれど、うまく表現できないので、何も言わない言えないのではないでしょうか。 でも時間とともに人間は成長します。時間をかけてやっと自分を振り返ることができるようになります。大人になれば難しい言葉も獲得していきます。 私個人の経験ですが、不登校から十年二十年も経って「不登校だった時、自分はこんなふうに感じていたんだよね、こんなふうに考えていたんだよね」と娘から言われることがありました。 そんなときつくづくと「あぁそうだったんだ、何も分かってやってなかったな」と反省し、改めて学んだ気持ちになりました。 不登校の渦中にいるとき、親はただただ子どもの辛い苦しいしんどいというその気持ちだけを受け止めて分かってあげていたらいいのではないでしょうか。
★重要なお知らせ★ 8月の例会は 8月22日(火)です。 第3火曜日ではなく第4火曜日となりますので間違いないようにお願いします。 (8月15日は札幌エルプラザの休館日になります) 次回例会について ・日 時 : 7月18日13時〜16時 ・会 場 : 札幌エルプラザ(札幌市北区北8西3)3階 多目的室 ・参加費 : 300円 途中からの参加、退席でもかまいません。 お気軽にご参加ください。