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「落ち込んでも大丈夫」というメッセージ

不登校のみならず子育て中の色々なことを経験して来た中で、これを知ってよかったと思うことも幾つかあるのですが、その一つが、大丈夫、という言葉。でも、意外と、何が大丈夫なのかということについては、考察(大袈裟ですが^^)されてないと思うんですよね。

うちの子には、「安易に大丈夫なんて、言われたくないし、他人に言ってはいけないと思う」なんて言わたこともあるし(もちろん、この言葉にも一理あるなと思います)、昔々にも、ある人に、「大丈夫」と言ってしまって、失敗したことがあります。

大丈夫って、一体何が大丈夫という意味なのでしょうか。大丈夫、きっと学校に戻るよ、なんていうのではないですよね。それは、誰にもわからないし、慌てて学校に戻ることがその時のその子にとって、ベストかどうかもわからない。そういうことじゃない。

私は、今はこんなふうに考えているんですよね。1人じゃないからきっと大丈夫、私はこの難局をしのいだり、乗り越えることができる、そして、子どものことも、きっとなんとかなる、と。


この前ご紹介した『あたらしい自分を生きるために―アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える』という本に、こんな箇所があります。

第四章「自分を知り、よりよく生きるために」から

5.落ち込んでも大丈夫

アサーティブでいるとは、いつも元気で前向きに生きているというイメージを持たれがちですが、どんなにアサ―ティブに生きている人でも、傷つくこともあれば落ち込むこともあります。落ち込んだ時にどうするか・・・省略・・・アサ―ティブな生きかたとは、無理してがんばることでも、落ち込まないようにすることでもありません。ひどく落ち込んだとしても、そんな自分のありのままを認め、弱さも至らなさも、すべてひっくるめた自分自身に、「それでよし!」と言える自分づくり、人との関係づくりが、自己信頼にあふれたアサ―ティブな生きかたといえるでしょう。(p124))