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学習会から  その6

お話の続き



ICFの考え方に戻るが、思いっきり自閉っぽくても、健康状態は変調、ちょっと独特な自閉っぽいところがある、心身機能構造も行動パターンも独特で、ちょっとなんか変わってると、だけども、そういった子を受け入れる世の中で、もちろん人間としての成長、やって良いこと悪いことを教えてもらえる環境にいたし、本人もすくすく育ったら、活動も参加も制約されないで、障害者にはならにということになる。

この考え方をすごく打ち出している人が、高山けいこ先生。ADHDの会の代表。発達障害者支援法が平成17年に出来て、今までこういった人々を見逃してきたということの反省から、最近では、生まれて8か月か9か月で、「発達障害かも」よとおかあさんが言われる時代になった。これ、どうだと思いますか?言われて何か良いことあるならいいけど、「かもよ」って言われて、もちろん保健士さんはそういう言い方していないが、伝え方の技術やおかあさんの心持ちでそう伝っちゃったんだなということがある。「発達障害かもよ、様子をみましょう」って言われた時に、おかあさんがどう感じるかなんですよね。高山先生の考えは、障害という言葉を知りたいおかあさんにはもちろん言うけど、知りたくないおかあさんには、障害という言葉を出さないで、活動とか参加を促していく方法を、推奨している。ペアレントサポートシステムというやり方をしている、検診の最前線にも立っている。おかあさんが、「この子自閉症だと思うんですよ」と言ってきたら、情報提供するが、「ただ元気に成長してくれればいい、。だけどちょと育てにくいかも」と思っているおかあさんが検診場面に来たら、「発達障害かもいしれませんよ、でもできることがないから様子を見ていましょう」というようなアプローチは決してとらない。今この子が延びるやり方、おかあさんが楽に子育てできる仕方を伝えていく。そういういことを積み重ねた結果、活動も参加も、親も子も制約されないで、障害名がつかなくっても、世の中でやっていけるようになっている子はたくさんいる。

診断つることに否定はしないが、障害という言葉を使わないでできる臨床がものすごくいっぱいあるんですよね。だから、診断名をつけなくてもできるるサポートにけっこう重きを置いてやっている。目指すところは、家族と本人が幸せになるように。


じゃあ、発達障害のタイプとかの私の知識は何に活かされているかというと。ゴ―ルは同じ。幸せになるというゴ―ルは同じ。おかあさんや本人へのアドバイスの仕方が、発達障害傾向があるかないかで、多少変わってくる。ゴールは一緒だが、アドバイスの仕方が変わってくる。・アドバイスの仕方が多少変わってくるだけなので、究極的には、診断つくつかないというのは、あまり影響ない。



不登校→本を読むと、うちの子発達障害だと思う。でも、本人はいやがって病院にいかない、どうしたら良いだろうかという相談がたくさんくる。その段階で、できるアドバイスが実はたくさんある。白黒ついてない。けれども、傾向から見て取れること、そしてアドバイスできることがたくさんある。



とりあえず今は、ここまででーす。