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アーベルの会の成り立ちと、これまで

1993年  北海道新聞に渡辺位著『学校へ行かないで生きる』を読む読書会の案内が載る。第一回目は自由ヶ丘学園が入っていた北24条のアカシアビル。元教師の松橋先生を中心に、その後も数人が集った。会場も、円山の町内会館に移動。有朋高校という単位制、通信制の高校があると初めて知ったのも、この集まりでだった(数年後、うちの子どもたち二人は有朋を卒業した)。そこで、今年度一緒に事務局を担当しているAさんと私は出会う。


たぶんこの年、札幌市東区の小学校を会場に開かれたある会(正式名称を記憶しておりません)の不登校分科会に参加。会の終盤、「この中におかあさんたちっておられるんですか?」と私が思い切って質問すると、数人の手が挙がる。分科会の終了後、親たちは自然に集まり、お互いの連絡先をメモした。

この中に、H・EさんとH・Tさんがいた。後に、H・EさんとMさんが、北星学園大学短大の公開講座で元北大教育学部教授横湯園子さんの講演を聴いたことが、北大の一室を会場に、アーベルの会が誕生するきっかけとなる。

一方、当時フリースクールスコレ―札幌の関係で、H・TさんやAさん、そして会の初代の代表となるTさんが出会う。さらに、H・Tさんが読書会に加わり、Aさんと彼女と私は、その後読書会が解散するまで定期的に会っていた。

このように親同士のつながりが少しずつ出来ていた頃、1995年晩秋に電話が来て 横湯教授と親と学生で定期的に集まるのであなたも参加しないか、と誘われた。こうして、教授と数名の母親と大学院生や、教育大生も参加して、不登校について考える会が発足したのであった。当時名まえはなかったが、後に横湯先生の著書『アーベル指輪のおまじない』から名まえをいただき、アーベルの会とした(同じ頃新潟にも同名の会が設立されたことは、2002年まで存知ませんでした)。

1995年12月 アーベルの会発足
1999年  横湯教授 中央大学
1999年から2006年2月まで 北大の間宮先生が1メンバーとして参加
2006年2月  北大教育学部の相談室で最期の例会
2006年3月より会場をエルプラザに移し現在に至る 現在は教員や学生は参加していません。
2008年2月HP開設
2008年3月 訪問型フリースクール漂流教室と共催で、ドラムサークル開催


なおこの間、不登校の「全道の集い」、定山渓で開催された「全国の集い」にも協力、参加。