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6月の例会報告

今晩は。
17日は、月に一度の例会日でした。事務局5人、
と初参加の方1人を含む計12人が集まって、各々の不登校にまつわる話に、時には泣いたり怒ったり笑ったり、皆で知恵を絞ったりしながら、それぞれが語りたいことを語りました。悲しかった出来ごとや、心ない言葉を投げかけられ、驚き、怒り、悔しかったこと。一方で、嬉しかったことも、もちろん。
4時間の間に、私たちは、まあなんとたくさんの思いを抱いたことでしょう。


昨日の例会で感じたことを、ぽつりぽつりと書いてみます。


悲しい気持や、腹立たしい気持を、吐き出してもらえてよかった。例会の大切な役割の一つは、今にも溢れそうな気持を涙や言葉で外に出して、少しでも楽になってもらうことなんだなと、改めて思いました。


家庭で安心して過ごすことが保証されると、失われていた元気が少しずつ回復し、いずれは外へ向かって動き出す。中には再登校を選択して、しばらくしてまた不登校になる子もいるけれど、その時、学校に行かないことを自ら選択できるようになっていると、最初の不登校の時のような混乱や、エネルギーの低下はないのでは
ないかしらと、思います。以前にも、不登校→再登校→やはり中学校は自分には合わないので行かないと決める、といった展開の末、単位制高校に進学、今も元気に高校生活を送っている例がありましたが、今回の例会でも、そんな展開を予感させるお話しがありました。


習い事についても、色々話が出ていました。


幾つもの習い事をやりたいという話し。学校と部活と習い事の両立ができないと言う話し。習い事はやめたくないと言うのだけど、休みが多いのよねえ、そんな時、親はいらいらしちゃうわ 笑、みたいな話。


子どもたちは、本当に1人1人違うので興味深いのですね。もう何十年も昔の話ですが、うちの子は、不登校と同時に習い事も行けなくなりました。一方で、習い事をたくさんやりたい子たちもいるんですよね。そんなで、今回の例会では、習い事について色々経験談が披露されました。


・経済的に許せるのであれば、子どもたちが習いたいと言ったら、習わせて欲しい。なぜなら、どこに様々な偶然、良い出会いがころがっているかわからないから。・習い事や学校や部活については、両立が難しい場合は、いずれは子ども自身が折り合いをつけていく、そういうトレーニングの時期。・一度習い始めたら簡単にやめるなといった日本的?な考え方があるが、子どもの頃に、色々かじっておくのは決して悪くない。色々やってみないことにはわからないのだから。半年行ってやめて、次にまた別な習い事をしてもいいじゃないか。・不登校の時は特に、学校以外に居場所があることは良いことで、習い事が居場所になることも。・不登校になると同時に、習い事も行けなくなった。不登校に理解のない環境では子どもは肩身が狭いと感じるので、習い事も行けなくなることもあると思う。やめたっていいのだし、元気になって、もう一度習いたいと思えば、再開すれば良いのだ。


学校に行かないのなら、せめてフリースクールや習い事を、と親は思いますよね。
無理もないのですが、子どもたちの様子を見聞きしていると、やっぱり、物事の順番ということを感じます。 大雑把に言うと、不登校→家族も子どもも混乱→家庭内の混乱と緊張→不登校について周囲が学習、理解、→家庭の緊張緩和、→時間がかかる・・・といった経過の後に、いつの間にやら元気になって。退屈してきて、自分から、何かしたいと言い出したり、どこかに行きたいと言い出したり。どうも、そんなパターンが多いと思います。時間とか、その子のペースとかも、キーワードなんですよね。